読書感想 平野啓一郎「日蝕」(新潮文庫)

知らない漢字がいっぱい。だけど自然とそれが苦にならない。むしろその難解さが美しさをもった文体で、日本語ってこんなにも綺麗な表現が出来るものかと感動した。大学在学中にこんなの書き上げちゃうとは畏れ入ります。キリスト教錬金術ホムンクルス・・・・・・。ネタとしてはサブカルちっくでなかなか楽しめました。キリスト教についての知識は皆無なのでトマス教会云々などはよくわからなかったけれどね。雰囲気だけで酔える。